中学受験 国語専門 プロ家庭教師 

SAPIX補習

SAPIX補習

【指導歴25年】国語専門家庭教師による個別特訓授業

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サピックスの国語関連は、家庭教師の時間を利用してマンスリー・組分けテストの見直しを行ないます。お子様の答案から弱点を発見したり、より点数効果の高い時間配分を考えたりします。

サピックス国語の弱点を踏まえた質の高い単科授業を提供します。

 


以前当方が執筆担当しました中学受験鉄人会のメルマガ(2009年4月7日配信分)を加筆修正したものです。

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現在のサピックスでは『言葉ナビ』というテキストが新たな教材として追加されシステムが大幅に改変されております。メルマガは、2009年当時の内容で、以前の状況が含まれておりましたため、2019年12月にさらに加筆修正いたしました。(読みづらい箇所、不十分な箇所がございましたため、現在再加筆中です。)

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サピックス国語と記述

サピックスの国語授業では記述問題が中心となっています。これは、Bテキストの「解答用紙」の問題の大部分を記述問題が占めるためですが、もとはと言えば、未知の長い文章を読み思考して記述するというのがサピックスの伝統的な授業スタイルであるためです。

サピックスの国語といえば、このBテキスト(B授業)のことを表すといっても過言ではありません。SS特訓の始まる6年生の2学期以降はB授業の色合いは薄くなってまいりますが、仮に5年生の1学期に入塾した場合、受験までの2年間ひたすら論述する、という授業を受け続けるわけです。



サピックス生のカリキュラム|言語重視の授業体系に

デイリーサピックスは、A授業の場合、Aテキスト+『言葉ナビ』、B授業の場合、Bテキスト+「てんさく教室」で構成されています。ご存知の通り、Aテキストでは漢字や文法、その他の言語要素を学び、Bテキストでは長文を素材として記述問題を解きます。


Aテキストの中には、毎週の確認テストである「デイリーチェック」や、テーマ文の中で、ことばに親しみながら国語常識を身につける「コトノハ」(5年生)の他に、比較的短めの文章を素材とした〈読解メソッド〉〈読解演習〉が組み込まれています。これは従来の「読解の学習」(さらに古くは、「読解力演習講座」)を二部構成に編集したコーナーです。Bテキストの大量の記述問題と比べた場合、客観形式(記号・ぬき出し・空所補充問題)を多めに含んだ問題構成です。また、定期的に「知の冒険」という暗記物以外を扱うコーナーがコトノハと入れ替わりに掲載されます。巻末には「漢字の学習」という従来のAテキストを引き継いだコーナーがございます。


■Aテキストの構成Ⅰ
①デイリーチェック
②コトノハ…テーマ文(サピックス国語科書き下ろし文章)の中で、言葉と国語常識を身につける。
③〈読解メソッド〉…1500字程度の素材文が掲載。文章題を解く技術を学ぶのが目的。
④〈読解演習〉…2000~3000字程度の素材文。〈読解メソッド〉より長い素材文の中で〈読解メソッド〉で学んだ技術を応用演習するのが目的。客観問題が中心。
➄漢字の学習
⑥次回のデイリーチェック 出題範囲問題

■Aテキストの構成Ⅱ
①デイリーチェック
②知の冒険…文法など暗記物以外の言語要素を学ぶ。
③漢字の学習
④次回のデイリーチェック 出題範囲問題



〈読解メソッド〉には、読解の方法論(読解虎の巻)が、冒頭の囲みに啓発的項目として織り込まれていますが、それでも基礎的で最小限の内容にとどめられており、パターンや先入観にとらわれずあくまで当該の文章と向き合うべきだというものでしょう。



以前に比べ、A授業の中でも読解問題を扱う機会が増えている様子ですが、本来A授業の扱うべき内容はあくまで前週既習内容の定着確認(「デイリーチェック」)、ならびに「コトノハ」による語句(和語や日本語独特の言い回しも含む)や国語常識の習得が中心になるため、授業中の残り時間を用いて行なう〈読解メソッド〉は、クラスによっては拙速な答え合わせにとどまっている場合があるようです。


ただし、当方が鉄人会のメルマガを執筆した当時とはA授業のシステムが大きく改革されており、〈読解メソッド〉に割ける授業時間が多くなっていることから、クラスの状況や講師の力量次第では、有意義な客観問題対策が可能になるものと思われます。


大きく変わってきたのは、ことわざ・慣用句・四字熟語・対義語・類義語・故事成語…といった暗記物を各授業回のメインテーマとして一斉学習するのでなく、『言葉ナビ』という問題集(上・下)に一括してまとめ、家庭内で覚える扱いになったところでしょうか。特に5年生の場合、Aテキスト内の「コトノハ」も加わり、従来のカリキュラムに比べ、語彙力を重視する授業体系に改変されているのです。


以前のサピックスであれば、国語の読解にのび悩む生徒さんへのフォローとして「語彙力をつけるように」という対応が多く、国語科講師の常套句と化しておりましたが、当のサピックスには語彙力をつける教材がこれといってなかったのがとても苦しいところでありました。「コトノハ」や『言葉ナビ』はサピックスの悲願だったのかもしれません。



サピックス国語新システム|新たな陥穽か

上記のように、サピックスは、豊かな語彙力と教養としての日本語を重視するカリキュラムに大幅改変しています。これによって、幅広い知識と常識を身につけられるものと思われます。


ただし、授業の中では「コトノハ」と〈読解メソッド〉を中心に扱うため『言葉ナビ』は、各生徒の家庭学習に委ねられます。(「授業ではやらないから家でやっておいて」、という扱いです。)『言葉ナビ』には、他塾においてはカリキュラムの一環として授業時間内に消化される暗記物(ことわざ・慣用句・四字熟語・対義語・類義語・故事成語…)が網羅されていますが、サピックス生はこれらを一通り自学自習しなければならないのです。


当方家庭教師でサピックス生を担当しておりますと、カリキュラム改変前ならおそらくはほぼ全員が得点できたであろう暗記物(たとえば、「現実」の対義語は「理想」、「集合」の対義語は「解散」)の欠落が見られ、テストでとても惜しい失点をしているといった状況に直面します。


『言葉ナビ』の自習が進まないお子様の場合、「コトノハ」による教養は授業中に身につけられるものの、暗記による基礎言語要素が欠落してしまう可能性があるとみています。


このようなお子様の場合、第三者が、学習の進み具合・定着度合いを確認する必要が今まで以上にあると考えます。確実に得点できるはずの基礎言語要素が入試まで手薄なままになる可能性があり、注意が必要なところです。


サピックス国語と記号問題

話は変わりますが、以前のサピックスの国語授業では、ひたすら記述問題を解き、6年生の土曜特訓が始まるまで客観問題(記号・ぬき出し・空所補充など)は扱われる機会が相対的に少ないカリキュラムになっていました。志望校によっては「サピックス国語の陥穽」とみることもできた授業体系だったのです。


ところが、ここ数年のカリキュラム改変・テキスト改訂により、客観形式の問題にも触れる機会が増えており、本格的な対策を行なわないまま6年生を迎えるといった事態は減っているものと思われます。

ですが、記号問題を多めに出す学校、もしくは記号問題が中心の学校(いわゆるAタイプ)を第一志望とする生徒さんの場合、生半可な対策では合格はおぼつかないので、選択肢を綿密に分析する力を早期に養っておきたいところです。


Aテキストの〈読解メソッド〉を活用し、遅くとも5年生のうちから主体的な記号問題対策をしておきましょう。たとえば、海城、聖光学院、東邦大東邦、市川、慶應普通部、早稲田・早実・早大学院などでは記号問題の対策が必須です。



サピックス生の記号問題対策は?

記号問題対策に使用する教材はAテキストの〈読解メソッド〉+〈読解演習〉でよいでしょう。その際、ただ解くのでなく〈読解メソッド〉の提示するガイドと方法論(本文の下段に配置されている解説)に従った学習を行なうことが肝要です。


おおむね子どもは、一気に問題に取りかかる傾向にあるので、親御様が横について音読を促したり、どのような場面で、当該の方法論が活かされるのかを対話したりするなど、学習過程にひと工夫が必要です。意識を高めてから次の〈読解演習〉に進むのがポイントです。


ただし、Aテキスト掲載のガイドや方法論は、本文の内容を順序立てて正しく理解するためのものが多く、記号問題それ自体についてはさほど詳しくは触れられていません。あくまで本文の正しい理解が、記号問題の正解につながるというのがサピックスの記号問題への見解のようです。



記号問題の方法は?

ここでは、本当に大まかな話しかできませんが、選択肢を絞るための一般的な方法は、誤っている選択肢を順番に消す、いわゆる【消去法】です。ところが、海城や早実が典型例になりますが、「正解」ならびに「正解に近い」選択肢が一つの設問に複数含まれている場合があります。選択肢が本文中の表現を巧妙に書きかえたり要約したりすることで作成されているのを踏まえると、積極的に本文と選択肢の表現の「対応」を見極める【評価法】(私のところではこのような名称で呼んでいます。)の視点を養っておくことも必須です。


最後の2つから絞り込む際、この視点で必要要素の多寡や、要約がより本質を突いているものを分析することで正解を導けることがあります。一方の【消去法】に関しても、「本文に書かれていなかった」という理由のみを消去の拠りどころとせず、多角的な視点で判断できるようにしておくことが大切です。

攻略のポイントは、両者の視点から選択肢をながめられる「眼」を早期のうちに養うことでしょうか。この錬成はマンスリーテストや組分けテストの対策にもつながります。



まとめと勉強法

①【評価法】と【消去法】の二つの視点を持ちあわせる。
 (設問ごとにどちらの視点が有効かを検討する)
② 選択肢を綿密に分析する。
 (特に間違った場合は、選択肢の言い回しをきめ細やかに一つひとつ本文と照らし合わせながら○×△?などの印を入れていく。表現を吟味する。
③ 感覚的なアプローチを意識的に排除し、納得できるまで考える。
 (自分で解決できない場合は質問教室を利用したり、家庭教師に質問したりする)
④機械的な作業にならないように気をつける。
⑤啓発的項目や羅列を示すだけでは子どもは十分に理解できないため、ガイダンスやバイブルを手元に置きつつ、今解いた記号問題とのつながりを確認させる。さまざまな素材の中で実践、継続する。
(例)矛盾、不十分(たとえば「重要要素の欠落」「言及が断片的」…)、言い過ぎ、極論、因果の逆転、原因要素のすり替え、対象要素のすり替え…どのようなミスパターンなのか。出題者の引っかけ方を意識的に学び、有意義な経験を積む。ガイダンスやバイブルを与えっぱなしにしないこと。


本文を理解しているのに記号問題で間違える

入試の記号問題には、本文を理解できていても受験生をかく乱し、誤った選択肢へと誘導したりミスを誘発したりする「つくり」がございます。そのような性質を知ったうえでの対策をも行なわなければ、「本文は(ある程度まで)わかっていたのだが、結果は思わしくない」「できたと言ってテストから帰ってきたが、自己採点すると良くなかった」「努力している割には国語がのびない」「読書は嫌いじゃないのに、国語は苦手」という事態が起こり得ます。

昨今の中学受験の選択問題は受験を経験した大人であっても、あいまいな解き方をしてしまうと間違えるような巧妙なつくりになっています。出題者がミスを誘発するように作成するのですから、受験生の側も相応の対策を講じる必要があるわけです。思い込みで「正しいと思った」選択肢にとびつくくせのあるお子様は、そのくせを直すことが対策の主になるのかもしれません。




①本文の流れが理解できていない場合。
文章=難 選択肢=易の場合

本文を論理的に分析、理解することを優先する

②本文の流れを理解できているが、結果が良くない場合。
文章=易~標準 選択肢=難

〈考えられる対策〉
●文章の細部が実は読めていない(→指示語など細部を丁寧に分析する)
●選択肢の意味がわかっていない(→語彙力・日本語力をみがく)
●選択肢の分析不足(→記号問題を解く方法を学ぶ・ミスの誘発に乗らない手立てを考える)




『中学受験 国語専門』では長年の指導経験(集団+個別)を生かしお子様の状況に合わせて必要な時に必要なノウハウをご提案いたします。

家庭教師センターの謳い文句に散見されるように、サピックスのシステムを熟知する経験者に委ねれば成績が上がるかのように錯覚しますが、当方ではそれ(=学習マネジメント・教材の取捨選択)だけで成績の短期改善は難しいと考えており、国語の苦手なお子様に効果的な指導法を研究しております。

サピックス生の家庭教師指導の現場では、AテキストまたはBテキストを用いた指導も可能ですが、既習内容の上塗り授業は行ないません。授業一コマに対して、最低限大問一題(演習時間25分)程度のボリュームで、未知の問題を扱うべきであると考えております。

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