中学受験 国語専門 プロ家庭教師 

指導内容

指導内容

効果的ケース・スタディによる最短コースの指導を目指します

「中学受験 国語専門」では、お子様の国語を短期改善することを常に目指しております(よくある質問の指導成果一例を参照)。しかしながら、実際のところは伸び具合には大きな個人差があり長期的な指導が必要となる場合もございます。ですが、長年の指導の末編み出した手法と体系化されたシステムを適合させ、お子様にとっての最短コースを目指します。

指導成果一例はこちら

国語家庭教師_指導内容

指導概略

塾では得られないメリット

「国語に必要な知識と方法を最短で学ぶ」
国語の力を短期的に養成するシステム(長年の指導の蓄積と工夫された専用テキスト)でお子様を導く。
「効果的ケース・スタディの手法を採用」
事例研究を積み重ねる/その文章の理解だけで終わらせない。
不要な煩雑さを省きつつ体系的に国語を学ぶ。
「国語に特化した個別授業」
重要事項は、印・記号・色分けで可視化しながら身につける。また、様々な素材文の中で反復学習する。
国語を短期的に養成するシステム下で個別のメリットを最大限に活かしお子様にパーソナル・カスタマイズした授業を展開する。
(例)講師が必要に応じ、お子様に「いま必要なこと」をプリントにして配付。



上記を主な指針として最短コースで国語の実力を養成します。



不可としている指導法
×ひとり歩きし、形骸化するテクニック
×断片的で、一部の問題にしか通用しない解き方
×筋道・筋書きから遊離した機械的な読み方
×限度を超えたシンプル化
×あまりにも独自的であり、塾の指導法と矛盾するもの



語彙力を「超」短期間で高める

ことば系の学参で力がつくのは一部の受験生だけ? 多くは購入しただけで力がついていないようです。

当方では【入試必須語句の知識】という語彙学習専用の教材をご用意しております。これだけでも学習効率が大幅にアップ、時間を節約できます。

入試の出題を踏まえつつ、生きた文脈の中で、点数のとれる語彙力を身につけます。言語要素の学習をしながら暗記学習の方法の会得も目指します。



論理力の強化、読む力を高める(入試素材文の多様性に対応する)

視覚的な論理フォーマット・図表を使用した方法で基本論理を学び、文や段落の構造をとらえる練習をします。まずは基本概念を学ぶことからスタートし、「漠然と読んでいる」状態→「整理して読める」状態へと段階的に修正します。一般的に行なわれる論理指導を、さらに精度を高めて行なうというものです。


たとえば、「対比」「逆接」を一例にとっても、実にさまざまなもの(書き手のスタイル=文体)がございます。対義語・対立概念を一対にしながら比べるだけの方法では、入試素材文の多様性に対応できません。


同時に、塾で複数の講師(学生・アルバイトも含む)からあれこれと無秩序、断片的に教わった既習内容を改めて整理、有機的なつながりをもたせるねらいもあります。


また、可能な限り一貫性をもたせつつシンプル化を施しますので、お子様の思考の負担を減らし安定感をもたらす意図もございます。



ただ、当方におけるシンプル化の考え方は、本来可能なところは行ない、不要な煩雑さを緩和するというものであり、入試問題の多様性に対応するためにも、大幅なシンプル化を行うこと(シンプル・テクニックの過剰な実践)は危険であるという認識でおります。過度なシンプル化は思考の養成を阻害し、それを単調なものにさせてしまいます。



読んだ文章を後々の「力」にする

場当たりに当該の文章を解説するのでなく、その回の課題(素材文と設問)を深く研究するように考察を加え、それが後々の「力」として蓄えられるように誘導をいたします。

「力」となるような工夫された誘導をシステマチックに行なわなければ、時間をかけ数量をこなしている割にはのびないといった事態も起こりかねないため、一つひとつの課題に対して達成すべきテーマと目標を綿密に設定いたします。それにより、課題と課題がリンクし学習のステップに好循環が生まれます。リンクさせた誘導が成功するほど、学力の伸びが短期的になります。


・最初の10回程度の授業で手法を大づかみに学ぶ
 ※読解のための知識・技術を得る段階
 ※集中タイプのテキスト(入門編)を活用
      ↓
・多くの題材を用いて蓄積を増やす
 ※経験値を蓄える
 ※演習タイプのテキスト(易)の活用
      ↓
・その蓄積をもとに一段階上の内容に挑戦する
 ※演習タイプのテキスト(標準)の活用
      ↓
・手法を精密化・柔軟化し応用の範囲をさらに広げる
 ※集中タイプのテキスト(上級編)の活用
      ↓
・習得・定着が不十分な場合は、適宜基本に返る




説明的文章の構造と筋道をとらえる方法を提示

文章構造(段落構成)を正しく把握できれば、言語要素を除いた大半の読解問題のヒントが得られます。組み立ての明確な文章から始め、それらを基礎としながら構造のはっきりしない(時にはあいまいで読者の目に留まる形として伝達されない)文章にまで対応の範囲を拡大します。

後者のように、文章構成は常に読者に一定の体裁を整えて視覚的に訴えられるものではありませんので、そのあたりもお子様に誤解のないように多面的なアプローチをかけ、柔軟な対応ができるように錬成します。


ある回の一つの素材文で学んだ段落構成が、そのまま次の素材文にあてはまるわけではありませんが、

①今回学んだ文章はどのような段落構成であったか。
②次回学ぶ文章はどのような段落構成で、前回学んだ文章とどのような点が異なるのか。

こういった具合に、一度学んだことを次回以降へと繋ぎ、お子様の対応力を段階的にアップさせていく方針です。


つまり、当該回のみで事を終わらせたり、抽象的な一般論を示して満足したりするのでなく、目の前の文章の要素を深く抽出し次回以降へと運用できる深い理解へとお子様を導くのが当方の役目であると考えております。お子様の思考の網の目を順を追って細かくし、対応の範囲を拡大します



物語文はどうするの?

入試の文章ジャンルの中で「その文章だけで終わってしまう→では、数をこなして地道に慣れていこう」。このような妥協に陥りやすいのが物語文です。

巷間、触れられない物語文における論理的指導の限界は明らかに存在します。これは多くのSAPIXの国語指導者に共通した認識であり、解法テクニックを教えるより当該の素材文を吟味させ、子どもに「経験を教える」のがSAPIXの伝統的な指導のあり方だったかと思います。

当方ではこのようなSAPIXの指導方針を受け、論理的指導を要[かなめ]としながらも、物語文におけるその限界を認識しておく必要があると考えます。たとえば、作品の内容を描く訓練をすることや、子どもの人生経験値の不足(そのため文章のうわべしかさらえない)をカバーする指導も大切にちがいありません。

経験値の不足が原因となっている場面で、指示語を追う…、…と思うなど、文末表現に注目する…といった内容に偏る場合、子どもの理解が鈍るのは否定しがたい事実である、ということでしょうか。深い部分がわからないときに、表面的なことを説いても意味がないわけです。




小学生には効果がない機械的指導法の一例

・(登場人物)は・が、(~を・に)、~と思った。
                 、~と感じた。
                 、心の中では…であった。  
                 、…のような気がした。
                 、胸が痛んだ。胸の奥では…であった。

心情表現には『思』『感』『心』『気』『胸』の5文字のいずれかを含んでいることが多いため、上記文型に注意してラインを引けという指導法です。入門的指導としては一定の効果があるものと思われますが、この方法が奏功することはありません。二十年近く前に仮説として立て授業で試したのですが、十分な結果を得られませんでした。――「『心』を含む箇所に、登場人物の気持ちが書かれているので――線を引こう。」このような形式的アプローチのみでは、不十分であると考えました。より良い方法を模索し続けました。


そこで当方では、『登場人物の心情把握』において心情整理のための3つの方法を用いながら授業を行なうようにしております。(※そのうち2つの方法は早期の段階に学びます)心情を追う、線を引く…という従来の方法に欠けている視点を補います。これは心情を分析的に深く読んでもらうための方法です。




以上のように一つひとつの素材文を大切にし、その中で有意義な経験を積みながら、次第に心情を読むスキルを身につけていただく方針です。この学習過程で徐々に国語学習の経験値を蓄え、苦手(苦手意識)を克服してまいります。



物語文でも短期養成可能な面あり

前述のように、心の面を養うには時間を要するのかもしれません。ですが、対策法の一として、中学入試に必要とされる「心情を表すことば」を体系的(システマチック)に覚え、それらを深く理解していただくことでお子様の頭の漫然とした状態を段階的に細やかにしていくことが挙げられます。


たとえば、「反省する/申し訳ない/後ろめたい」の相違です。前の二つ「反省」「申し訳ない」は一見似ているようですが、大きく異なる面はございませんでしょうか。「かなしい/さびしい」は似ていますが、そのニュアンスの差異は何でしょうか。


ソシュール(スイスの言語学者)の唱えるような、言語の差異の体系を理解することで、言葉の理解を深いものへと導きます。ひいてはそれが読解力へとつながります。これらは一例として挙げたにすぎませんが、物語文に必要なことば(基本的なものであれば180語程度)を正しく知ることで、正しく読め、的確に表現できるようになります。このような面は比較的短期で習得可能と考えております。



授業のない時には?

授業終了後にも効率的な見直しをしていただけるように、テキストの随所に解説や図解をちりばめています。テキストの意欲的な活用で効果は2倍3倍と高まります。

他のコーナーでも記載しておりますが、テキストのタイプには「集中」と「演習」の2タイプがございます。特に前者の集中タイプのテキストには、解説と図解が豊富に掲載されておりますので、効果的な復習と授業の振り返りが可能です。お子様の意欲次第で効果を倍増させることができる仕組みになっており、強固な力が身につけられます。

その他、たとえば記号問題の改善が急務である場合など、考え方や注意点を一覧でまとめたナビゲーション・プリントを配付することがあります。



物語文の指導一例はこちら

▽以下の項目は設問サイドからのアプローチ
 正しく読んだことを得点化する。
 ※正しく読む姿勢が定着してきた段階で指導します。


記号問題

志望校やテストによって選択肢の「くせ」のようなものが存在します。選択肢の読み方を短期間で大きく変えるノウハウや、出題者のひっかけに乗らないミス防止策など、選択問題で点数をとるために考案した方法を伝授します。

一定の問題数をこなすことは必要ですが、この方法で家庭学習をし、テストを受けることを繰り返すうちに、何となく場当たりで解いている状態から、選択肢への分析的な対応ができるように徐々に改善してまいります。

従来の記号方法論(表面的に○×を付ける、道徳的な表現を選ぶ、選択肢を要素分解する…)の問題点を探りつつ、最善の方法を提示します。選択肢の内部構造やニュアンス把握も繰り返し、苦手な国語を何とかいたします。


また、当方が多数の公開模擬試験を手がけておりますので、その経験を活かし、出題者が仕掛ける選択肢のワナを含んだ記号問題(当方の作成した記号問題)を解いていただくことで、より効果的なケース・スタディを得ることが期待できます。記号の方法論を体系的にまとめたプリントを配付することがございますが、より大切なことは、実際の素材の中で選択肢選びのスキルを経験的に高めていくことでしょうか。



記述問題

「記述の対策をしてほしい」とよく言われます。

しかしながら、実際にお子様を拝見すると、文章を読む(=整理する)ことができていない場合が実に多いのです。この場合文章をどのように読むのか、読む力を養うことを優先すべきです。正しく読めていないのに正しく書けるはずがないからです。


その一方で、記述答案の設計が上手でないお子様や、記述問題をあまり解いていない(読解はやっている)お子様も多いです。文章はよく理解できているにもかかわらず、それを解答用紙に表現できていない(=頭の中から出していない)ケースや、制限字数に対して必要とされる要素を優先的に盛り込めていないケース、そもそも書き方を知らないケース、問いの要求を満たしていないケース、練習量それ自体が不足しているケース…など多くございます。このような場合はどのようなプランで書き、何を優先的に書くべきか…方法論と記述錬成がカギとなるでしょう。

当方個別テキスト・教材には、記述のヒントやプランニングが随所に囲みや図解で掲載されております。それら教材の力も借りながら、題材の内容の確認→記述問題を解く→記述した内容やプランニングの確認→不適切であれば適宜修正・補完→新しい素材で左のプロセスを繰り返す…→記述法の帰納的会得という流れで誘導します。


当方の提示する記述方法論は有効ではありますが、錬成する(多くの素材で確認、定着、実戦レベルまで高める)ことがさらに重要と考えております。



記述方法論の一例

解答欄には実際は書かないが、思考を誘導する「かくし言葉」という発想が一例としてございます。この方法は制限字数のある記述に対して有効なトレーニングとなり得ます。繰り返すことで効率よく優先事項と、枝葉末節を選り分けて書ける効果が期待できます。

※なお、この指導法は設問を解答欄の前後に書き写す(枠を作成する)という内容とは異なります。前者は表現を錬成するための〈中学受験 国語専門〉の奥義の一であり、後者は設問の読み違い防止のための一般的手段です。

記述関連の教材の一例

当方オリジナル『心情と様子をあらわす言葉一覧表』を適宜配付しております(簡略版と難関版あり)。御三家や駒場東邦など物語文の表現錬成がポイントとなる場合、指導の中で用います。頭の中ではわかるがどう表現してよいのか…という悩みを解決します


ぬき出し問題

国語において指導方法があいまいになりがちなぬき出し問題の対策も行ないます。


①ぬき出し問題の技法・設問パターンを知っておく。
②ぬき出し問題を解く時の時間配分や精神論を身につける。
③①・②をふまえ、ぬき出し問題を解く。
④その他ぬき出し問題で速く探す技術を得る。



ケアレスミスが特に発生しやすいのがぬき出し問題です。ここでも方法論を示すだけでは思うような結果を得られないので、設問パターンを細分化、パターンごとに統計的に発生しやすいミスを予測、それをあえてさせることで、経験的な学習を積んでまいります。

設問の意図を把握する習慣づけ

指導効果の高かった「ある手法」を用いることで…

①設問に正しく答える。
②設問どうしのつながり・からくりに注目させる。
③設問の言い回し・条件に対する意識を高める。
④お子様の経験と目の前の設問を照応させる。

①〜④により注意力と思考力を高め、得点力アップを図る。



※設問の重要箇所に鉛筆で印をつける方法では、手が動いているだけで、中身のともなわない場合が多分にございます。設問条件に印つけをすることで、ケアレスミスの減少をいくぶんか期待できますが、設問の本質的理解とは異質なものであると考えます。

ここでは説明を割愛しますが、設問を正しく読めるということは、どういうことかを実際の素材の中でお伝えします。


上記のように、設問を正しく理解するためのテクニカルな手法を伝授いたしますが、基本に立ち返るならば、落ち着いて設問を読める習慣を身につけることが肝要なのは自明です。こうした素地の養成には、印をつけるようにと厳しく圧力をかけるやり方より、お子様に「ある接し方」をすることが有効であるのがわかりつつあります。



テストの制限時間を念頭におく

テストには制限時間がついて回ります。

現場での実感として、時間対策がさほど必要のないお子様もいれば、一方ではひたすら時間対策を練り続けなければならないお子様もいらっしゃいます。後者のお子様だと、同じ知識力・読解力を持っていても、しかるべき時間対策を行なっているかで結果が大きく異なります。


時間との関係で文章のどういう部分を重点的に理解しておくべきなのかを明言、記述であれば、最低限どの程度まで書くべきなのかを、その子の現状をふまえながら提案します。お子様にはいつも時間対点数についてよく考えていただきます。


特に記述問題に関しては、制限時間内にその子の持てる力で最大限の点数をとることを優先するため、「模範解答を書くように」という指導は行ないません。

模範解答に対して、「受験生合格解答例」「最低限解答例」「逃げ切り解答例」など、その子のレベルに合わせながら、時間内でその子が現在持っている力で最大の得点をとれるよう導きます。


厄介なのは、6年生の過去問対策時に使用する過去問題集の模範解答です。中には解答を装飾するだけの無得点要素を含んだ解答(商品化された装飾解答)や、受験生が制限時間内に到底書けない解答(複数の専門家の分業と合作による解答)などがございます。このような解答に対しては、当方が小学生の書きやすい表現に易しく書き換えた解答例を別紙で配付するなど、受験生の負担を少しでも減らすように努めます。



受験直前期には時間対策は必須ですが、お子様の状況によっては時間対策まで一気に段階を進められない場合がございます。指導には時機や段階があるのを、ご承知おきください。



平常授業でも志望校を見据える

当方では個別指導用テキストを作成しており、カリキュラムとして提供することができます。これは塾のように固定化されている(テキストナンバー通りに進行する)ものでなく、お子様の理解状況や志望校に応じてデータベースから取捨選択するというものです。前もって志望校が確定している場合、それを見据えてテキストをセレクトすることが可能となります。

ノウハウより錬成を

国語の苦手な小学生の場合、方法を教える「だけ」では成績はのびません。方法を学ぶだけでなく、目の前の課題の中で経験として身につけることが大切です。良質な素材をお子様の現状に合わせて用いることも欠かせません。



本文の読み方、設問の解き方を集中的に学ぶ。
※国語が苦手な子で、学んだ方法を他の素材に即運用できる子は少ないので、これを次への踏み台とする。
             ↓
一度学んだ方法([例]心情の変化の読み方)について、他の新しい素材で理解を深める。
※この時点でも当該の素材文の内容に限定した解説をするのでなく、の段階で学んだ読み方に立ち返ることをする。
             ↓
さらに別の素材で反復学習し、テストで点数をとれるレベルまで引き上げる。
※方法を経験として身につける。

のプロセスを最適化することが、成績の短期的改善の柱の一つであると考えております。



〈中学受験 国語専門〉が現役で指導する間は、担当生徒の利益を守るため、指導内容を著作物として出版することはございません。指導開始となった場合、当方の授業用テキスト、その他語句プリント・カード・一覧表などの著作物は、お子様の学力向上のため、ご家庭内限定で用いるものとさせてください。ご指導開始時に「契約書」に一筆ご記入いただきます。


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