中学受験 国語専門 プロ家庭教師 

物語文

物語文の読解

当たり前のことに気づいてもらう


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「気持ちの変化を追う」では国語の指導法がばくぜんとする?

・最初の数回の授業で「特化型テキスト」を用いながら気持ちの変化のとらえ方を具体的な視点で学びます。物語文の家庭学習の方向も見えてくる「2つの方法」を提示。


・心情の読み取りはお子様の人生経験の影響を受けますが、心情を整理する力を高めることは可能です。まずは「2つの方法」を入り口に心情の整理力を高め、そのうえで読み味わう力をも高めていきます。


・「整理する力」は、お子様のやる気次第で短期的に高めることが可能です。授業で学んだ方法を積極的にお子様の国語に取り入れることで、心情の整理力・読むときの正確さは格段にアップするはずです。



『何となく…』を明確化します。


背景・展開軸・設定をおさえる

・入試のあらゆる物語文に共通するポイントは「気持ちの変化」ですが、それぞれの文章には特有の背景的要素があります。この理解が浅い状態のままでは心情を正しく読むことができません。


「背景をつかむ」読み方を習得するには、相応の継続学習が必要であり、専門的なトレーニングを要するため一朝一夕にはまいりませんが、効果的なケース・スタディを得やすい(今後に向けての有益な経験学習となり得る)素材文とテキストをシステマチックに用いることで、本来時間のかかるものを短縮することが可能です。入試のために必要な知識と経験、問題対処の方法を必要なものから優先的に取り入れていくことで、ただ大量にこなす、ただ家庭教師の個別指導を受ける…という学習法より早く結果を出すことは可能です。



当方では、良好なケース・スタディを得ることを目的に編集した「演習テキスト」を用いながら、一つひとつの素材文の中で必要な知識と経験を能動的に(=入試に必要な経験は失敗も含め、教材の工夫などにより早期のうちに意図的にさせる)身につけていただきます。設問対処の方法やテスト時の注意点もお子様の状況を拝見しながらステップ・バイ・ステップで伝授します。



「メソッド」としてよく提示される指導法

※心情が直接書かれているところに線を引く。
※行動・会話・表情など、間接的な動作に線を引く。
(直接的な描写と間接的な描写では、線を引き分ける。)
※心情の変化のきっかけ→反応の対応(因果関係)に注意する。
※心情にハートマークを付ける。

問題点
行動や心情が書かれている箇所にラインを引くという方法は、国語の苦手なお子様の場合、第三者の監督がない限り実践が難しい場合が多いようです。また、物語文によっては、重要な情報が本文中に明示されない文章もあり、線引きや印付けが困難なものもございます。このような場合、作業をすることにこだわりすぎると学習の方向性がずれてまいります。


大まかな話になりますが、( )内に直接的に心情を描くような物語文では、「文末表現に注意して、人物〇〇の気持ちの書かれているところに線を引いてごらん」と指定することで順調に作業を進められますが、一方心情が明示されず、行間を読むべき物語文ではこうした作業が困難になってまいります。

前者の場合は、線引きが有効な補助手段となり得ますが、後者の場合、単純作業系の線引きをやりづらく、「どこに線を引いてよいのかわからない」となりがちです。さらには、線引きに固執した指導を行なうと「どのように読むべきか」という課題が、「どのようなところに線を引くべきなのか」という議論へとすり替わってしまうこともございます。



対応策
・最低限、ここだけはという箇所に絞らせる。
(線引き作業に固執しない、あくまで補助手段であることを常に念頭に置く)
・本文を理解したうえの反射的動作としての線引きを目指す。
・授業中は、カラーペンを用いるなどして多めにラインや印、メモを記入していただく方針を採っているが、授業時の線引きをもとにテストを有効に受けられるように各自で工夫させる。

(指導例1)「原因+気持ち(文末)」の記述問題に対するアプローチ

塾に入れば基礎事項として習う記述法ですが、一部の問題にしか使えないためか、お子様が高学年に上がる頃には黒板から既に消えているのかもしれません。


ただ、この記述法についても、これを基本型にしつつ常に「原因・理由を記述するとは限らない」ことや、設問の要求に応じて書き方を変えていくべきことなどを含めながら提示していくと随分と実践で使えるものになるでしょう。


少しのアレンジを加えれば、応用の範囲が広がり、記述の精度を高めたり、御三家をはじめとする難関校の記述に対応するものになったりします。また、塾での既習内容をもとにお子様を導くため、誘導しやすいメリットがございます。

当方家庭教師の指導現場では、この記述法に関しても子どもになじみやすいように汎用性を高める工夫をしたり、プリントに図解詳説したりします。


(指導例2)「気持ちの変化」の記述問題に対するアプローチ

『①変化の前→②きっかけ→③変化の後』という型は最適化されているか?

国語の得意な子にはこれで良いのかもしれません。これをもとに柔軟にその時々、最適な書き方を考えて記述するでしょう。ですが、国語の苦手なお子様の場合、『②』の要素あたりに『出来事』を詰めこみすぎて破綻したり、そもそも各要素のつなぎ方がわからなかったりします。一筋縄ではまいりません。②には具体的な出来事のみが入るわけではないこと、必ずしも①→②→③の時系列順に書くとは限らないこと、設問によっては②が不要であることなどを演習の中で経験的に学ぶ必要があります。


当方がサピックスの集団授業で上位コースを担当していたときには十分見えなかったことですが、得意な子と苦手な子には驚くほどの差が見られます。苦手な子は何ができないかを経験的に予知、把握することが短期的改善のための必須事項であると考えております。

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