
このコーナーでは使用教材の一例を挙げておきます。
当方では塾の教材や市販の問題集を使用することは少なく、講師が作成したテキストやプリントを用いて授業を行ないます。ただし、お子様の現況に応じて市販教材を補助的に併用することがございます。
特化型テキスト
本文の読み方の基本、設問の解き方の基本、記述の基本を集中して学習するテキストです。ページを開けば授業の流れを思い出せるような工夫をしており、国語の基礎を速習していただくことができます。家庭教師の授業がない日に反復学習することで、既習内容を早期に定着させることができます。
演習テキスト
特化型テキストで学んだことをもとに、基本から応用まで、客観(記号・ぬき出し)から記述問題まで、体系的に学習できるように長年の指導の蓄積をかたちにしたものです。上記の特化型テキストと並行しつつ、年々より良いものへと改訂を重ねており、昨年より大幅な改訂に着手しています。
最初のページに各回の目標(何を当該の文章から学ぶのか…)が設定されており、前回の授業とのつながりをもたせながら授業を進めます。ここでは詳細をお話しすることはできませんが、テキストの構成の工夫により、ばくぜんと文章を読み、問題を解くことに終始しないように配慮しています。上記の特化型テキストで学んだことを実践し、実戦(テスト)の中で使えるようにするのを目標とするものです。
また、このテキストには合格点(大まかな目安とはなりますが、過去の受講生の得点状況をもとに算出)が設定されています。当方の受け持ちの生徒さんが学習する共通教材なので、他の生徒さんと比べてどのくらいできたのかをお子様に伝えられる利点があります。そして、不合格であれば、どのようなところを改善すれば合格点に近づけるのかをお子様と話し合って次回への目標にしていただくことができます。合格点に達しなかった場合、お子様は悔しがり、いろいろと励みになっているようです。
母集団が多くないため、あくまで目安ではありますが、それぞれに良好な反応を見ることができます。受験直前期(9月くらい~)はお子様の志望校の過去問がこのテキストに替わります。
ナビゲーション
記号問題の選び方・設問の読み方・時間配分の仕方など、技術的な必要事項をまとめたプリントです。上記の2種類のテキストと併用するプリントです。平素の国語の学習において(家庭教師が来ていないときにも)、大切なことを振り返ることができるように配慮して作成したものです。
語彙力対策プリント
長らく内部生に配付しておりました「入試必須語句の知識」をベースに、入試に必要とされる語句の知識を基礎から順番に(「少なくともこの語句だけは」というものから)学んでいただけるように考案したプリントです。国語の苦手なお子様は、予想外に語句の知識がありません。このような傾向を踏まえ、従来版よりもさらに基礎的な語句を収録し、紙面全体も再編集いたしました。
※ただし、サピックス生に関しては、「コトノハ」および「言葉ナビ」が配付されておりますので、お子様の様子を拝見しながらこのテキストを配付するかを決定します。
特に「コトノハ」は大変よくできた語句教材です。たとえば、お子様の志望校において慣用句など(例…もてあます、舞い上がる、いぶかしむ、目頭が熱くなる、くぎを刺す…)の配点が高く、出題傾向から語句をさらに増強しておいたほうがよいと思われる場合、「コトノハ」で学習しているにもかかわらず、思うほど言語要素で点数がとれていない場合に配付いたします。
また、「言葉ナビ」に関しては、四谷大塚の「四科のまとめ」のようにアルファベットで重要度が明示されていないため、優先順位がわからない、取捨選択が難しいといった学習のしづらさを感じるときに配付いたします。
▶市販の語彙系の参考書『難語2000』、『1000のことば』を購入したものの手がつけられない。線と線で結んだだけ。といったお話をうかがうことがございます。「語彙力対策プリント」の活用でこのような問題を解決できます。
▶サピックスのマンスリーテスト・組分けテストの言語要素には漢字の配点を含めると、150点中、20点以上の配点がございます。同塾のテストはもちろん、実際の入試(過去問)でも類似した問題が出題されています。
「まとめ言葉一覧表」
お子様の志望校合格に必要があると判断したときに配付します。
言葉をリストアップしただけでなく、ニュアンスや使用場面がわかるように工夫をしています。本文の内容はわかるのだが、どのような言葉で表してよいのかわからないといった悩みを解決します。
各種一覧表
必要に応じて配付いたします。
基本論理のまとめ
敬語
付属語(助詞・助動詞)
四字熟語
表現技法とその効果
小冊子
特に国語を苦手とするお子様(偏差値20台~30台前半を想定)を対象に作成したものです。