随筆文は、大人の視点から書かれた文章であることに着目し、方法論と予備知識を伝授いたします。
授業で用いる素材文の選定も慎重に行ない、素材文の内容や難易度などをお子様の現状に合わせてコントロールいたします。これも当方の国語家庭教師の重要な役割であると考えています。詳しい内容は割愛しますが、指導のイメージを浮かべていただけるように大まかな授業の流れを記載します。
様々な素材文の中で錬成特訓する
A…随筆文の方法論を示す。
↓
B…それをもとに厳選した素材文の中で錬成する。
(方法論が主にならないように気をつけ、例題の中で有意義な経験を積めるように磨き上げる)
↓
C…実戦でさらに錬成する。
(演習の中でより良いものへと磨き上げる)
※大まかなイメージです。実際はもっと段階が増えることがあり、各項目が細分化されます。
指導内容のコーナーにも記載しておりますが、指導者は方法論を示すだけで満足するべきではありません。こちらも大まかな話になりますが、国語の得意なお子様はAの後でBのプロセスを何回か行なうことで学力をのばすことができます。打てば響くのです。少なくともそのきっかけはつかんでくれるでしょう。
しかし、苦手なお子様はBのプロセスを徹底することが必要で、さらにCのプロセスで錬成の程度を高める必要があると考えます。また、Aのプロセスにおいて反応が良くない子もいるので、B以降のプロセスに気合いを入れます。そして、経験的かつ帰納的にAの方法を会得させるようにします。「なるほど、確かに、その通りだ」と思ってもらえるように誘導を行ないます。
ここでは錬成という言葉を使っておりますが、苦手なお子様は磨き上げたつもりでもそう簡単に立派なものには成らないため、ねばり強く、あきらめずに錬成特訓を重ねることが必要というわけです。